6.6 MESH-BASED MODEL HIERARCHY
メッシュプロファイルは、メッシュネットワーク内のデバイスによってデータが交換される構造を規定します。 この構造は、モデルやプロパティなどの基本的なビルディングブロックを定義します。
階層の最上位レベルはモデルであり、クライアントモデルまたはサーバーモデルのいずれかです。 クライアントモデルはメッセージをサーバーモデルに送信でき、サーバーモデルは他のメッセージを使用してクライアントモデルに応答できます。 モデルにより、デバイスは、標準化されたデータ形式を使用して標準化されたメッセージを、それ以前の関係がなかった他のデバイスに送信することができます。
6.6.1 Model
モデルとは、特定のデバイス機能を実現するプロパティ、状態、メッセージ、および関連するビヘイビアの集合です。 モデルは、関連する動作とともに状態を定義し、公開します。 また、メッシュネットワーク内のデバイス内のモデル間で通信するために使用されるメッセージを定義します。 メッセージはグローバルに定義され、モデル固有ではありません。 モデルは不変であるため、モデル定義にフィーチャを追加または削除することはできません。 したがって、モデルにフィーチャを追加する唯一の方法は、新しい状態、メッセージ、およびビヘイビアを定義して既存のモデルを拡張する新しいモデルを定義することです。 これらの新しい状態および動作は、状態結合を使用して既存のモデルにリンクされます。 これにより、新しいデバイスが拡張モデルの新しい機能にアクセスできるようにし、古いデバイスが既存のモデルの基本機能にアクセスできるようにすることで、後方互換性と前方互換性を確保します。
6.6.2 Properties
プロパティは、定義された特性にコンテキストを追加します。 メッシュネットワークにデータを送信する場合、そのデータの意味または文脈でデータにラベルを付けると非常に便利です。 これにより、事前にコンテキストをネゴシエートせずに、プロパティを受け取ったデバイスがそのデータを解釈できるようになります。 例えば、温度特性は、「外気温」、「室内温度」、または「油温」など、その温度または温度がどのように測定されたかに関するコンテキストを与えることができます。
プロパティはグローバルに定義され、モデル固有ではありません。